高圧ガス丙種特別の計算問題②
R4年の計算問題から借りてきました。
これはよく出るかわかりませんが。。
乙種機械ではよく出てる気がします。
問11 厚さ 15.0 cm の耐火れんがの炉壁がある。炉壁の内面温度が 450 ℃、耐火れんがの熱伝導率が 1.10 W/(m・K)のとき、単位時間当たり、平面壁 1m2 当たりの熱損失量が 1.65 kW となった。このときの外面温度はおよそ何度になるか。
⑴ 175 ℃ ⑵ 225 ℃ ⑶ 300 ℃ ⑷ 428 ℃ ⑸ 440 ℃
答え⑵ 225 ℃
この式を使います。
Φ=kAΔT/L
考え方
問題文からわかっているのは・・。
Φふぁい=熱損失量・・1.65kw→1650w
A=断面積 1.0
k=熱伝導率 ・・・・1.1
ΔT=T1-T2 温度差 内面T1と外面T2の温度差
L=厚み 15.0cm→0.15m
求めたいのはT2(外面の温度)です。
ΦL/kA=kA(ΔT)L/LkA
変形し温度差を出す式にします。
ΔT=ΦL/kA
数字を入れ込みます。
ΔT=1650×0.15/1.1×1=225
一回で計算できますが、わかりやすい方法?を取ってみました。
温度差がわかれば、内面の温度は問題文から与えられているため
ΔT=T1-T2
225=450-T2
T2=225℃
解いていて難しく感じました。丙種ってこんなに難しかったでしたっけ?
久しぶりに計算したため間違えてたら教えてください。
乙種機械は検定試験対策本もあるのですね!
毎年傾向は違うと思いますが、基礎的なことの学習にはよいかもしれません。
高圧ガス丙種特別の計算問題①
丙種特別で出てくる計算を紹介 その1
よーく出てくる問題だと思います。
令和4年の丙種特別がホームページにありましたので持ってきました。
学識問3
窒素をある容器に 20.0 ℃ で 1.00 MPa(ゲージ圧力)まで充てんした。温度が 300 ℃ になったとき、圧力(ゲージ圧力)はおよそ何 MPa になるか。ただし、気体は理想気体、大気圧は標準大気圧とする。
⑴ 1.96 MPa ⑵ 2.05 MPa ⑶ 4.10 MPa ⑷ 15.0 MPa ⑸ 16.4 MPa
答え ⑵ 2.05 MPa
考え方
最初の状態 温度をT1 20℃ 圧力をP1 1.0MPa
変化後 温度をT2 300℃ 圧力をP2 ????
それぞれ セルシウス温度→絶対温度 ゲージ圧→絶対圧力になおします。
T1は20+273=293K
P1は1.0+0.1=1.1MPa
T2は300+273=573k
温度T1と圧力P1の状態から温度T1を温度T2へ変化させた時の圧力P2はいくつか?なのでボイルシャルルの法則より
P1V1/T1 =P2V2/T2
容器は変わらない V1=V2 のためV1、V2は消せます!
消すと
P1/T1 =P2/T2 となります。
P2を求めたいのでT2が邪魔になりますね!
P1×T2/T1=P2×T2/T2
P1×T2/T1=P2
1.1×573/293=P2
計算すると・・
P2=2.15 ! このままでは絶対圧力なのでゲージ圧にするために-0.1します。
そうすると 2.15-0.1=2.05となります。
間違えてたらすみません。
酔っ払いが書きましたので
オーム社おすすめです
高圧ガス製造責任者の勉強について
どうも。いっくんです。
私が高圧ガスの資格を取った時の勉強を話していきたいと思います。
まず最初に、この高圧ガスは 丙種、乙種、甲種とあり、
丙種が一番難易度が低く甲種が一番高いです。危険物と同じですね。
これらの難易度なのですが、私の感覚ではこんな感じ
危険物乙種<高圧ガス丙種特別<危険物甲種<高圧ガス乙種<高圧ガス甲種
ごめんなさい。液石はわかりません。
【丙種特別】ですが国家試験経由で取得しました。
勉強時間は約40時間程度
学識60% 保安20% 法令20% くらいの配分でした。
やはり、高圧ガスは学識が一つの鬼門になります。
保安や法令は暗記科目ですが計算問題が何個かできないと合格できません。
私は、丙種特別は公式の本は買わずオーム社一冊のみでした。
ひたすら解いていって、わかるようになったところは飛ばす
不安なところをきっちりやっていく方法をとっていました。
また勉強したらすぐに寝ていました。翌日起きた時によく覚えている気がしました。
ここ数年は、検定試験もオンライン講習のため昔ほど出題場所がわからず
難しくなっているのではないかなと思います。
なので丙種特別は国家試験一択でいいのではないでしょうか。
ちゃんと勉強すると計算問題がボーナス問題だと思えるようになりますよ!